韓国親会社を持つ日本子会社の決算現場で、毎期必ずぶつかるのが「会計基準の壁」です。親会社が求める数値と、日本で作成している財務諸表の数値が、そのままでは噛み合わない――この構造を理解しておくことが、スムーズな連結対応の第一歩になります。

韓国は2011年から、国際会計基準をほぼそのまま取り込んだK-IFRSを上場企業等に全面適用しています。一方の日本では、IFRSの適用は任意であり、多くの企業は引き続き日本基準で財務諸表を作成しています。つまり、韓国親会社のK-IFRS連結に、日本基準で作られた子会社の数値を取り込む際には、基準差異の調整が毎期発生するのです。

調整が生じやすい代表例は、のれん(日本基準は規則償却、IFRSは非償却・減損テスト)、リース(IFRSは原則オンバランス)、開発費(IFRSは要件を満たせば資産計上)、減損損失の戻入れ(IFRSは一定の場合に認められる)などです。さらに実務上は、勘定科目のマッピング、親会社所定の様式・言語での報告、そして韓国企業特有の「決算の速さ」への対応が重なります。

韓国の上場企業は決算発表が早く、日本子会社にも短いスケジュールでの報告が求められるのが通例です。 こうした連結報告パッケージの整備は、日本側だけで完結しません。親会社の会計方針や重要性基準は韓国側の監査法人との間で決まっていくため、日本側の会計プロフェッショナルが韓国現地の監査法人・会計事務所と直接コミュニケーションし、「何を・いつまでに・どの精度で」報告するかを早期に合意することが決定的に重要です。

SMASH国際アドバイザリーでは、韓国デスクが現地監査法人との調整窓口となり、基準差異の調整表の設計から報告パッケージの期日管理までを一体でご支援しています。また、SMASH国際監査法人ではこのような特殊な事情に精通したメンバーによる韓国親会社を持つ日本子会社への連結目的の財務諸表監査を多く取り扱っております。

連結対応にお悩み・財務諸表監査を行える監査人をお探しの在日子会社さまは、お気軽にご相談ください。

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