向山 光浩

　1994年に公認会計士（二次）試験合格後、大原簿記学校にて簿記論の講師として、会計人材の開発に従事した後、30年にわたり公認会計士実務に従事。大手監査法人在籍時に、日本事務所にて主に製造業に属する日本企業の法定監査、外資系企業の任意監査業務等に従事。また、2000年に他の公認会計士4名と港総合会計事務所を設立し、約8年間、ベンチャー企業も含め主に中規模の企業に対して、税務業務の他、財務アドバイザリー、会計システム等設計開発導入支援、独立行政法人決算支援、企業再生支援、企業評価、内部統制・会計監査、SOX法に基づく経営者による内部統制の評価などの多様なサービスを展開。
　海外業務では、2007年から2010年にかけて、大手監査法人のベルギー事務所及びトルコ事務所において、日系企業に対する税務、監査、会計その他全サービス領域にわたるコーディネーション、新規進出に関するサポートや新規業務開発を担当。ベルギー事務所在籍時では同国のほかチェコやハンガリーを含む中東欧諸国も担当｡またPwCトルコ事務所では、新興国における法令やビジネス慣行・環境の違いに対する理解と柔軟性を培う。
　2012年からは、独立行政法人国際協力機構（JICA）及び欧州復興開発銀行（EBRD）のEGP（企業成長促進プログラム）を中心に、経営・財務管理や組織運営の専門家として、中央アジア（タジキスタン、ウズベキスタン、カザフスタン、キルギスタン）、東南アジア（ミャンマー、ラオス、ベトナム）及び東アジア（モンゴル）や極東ロシア（ウラジオストク）、さらにはパレスチナやトルコなどの開発途上国における民間セクター開発や公共財政管理に関する事業にこれまでの広範な業務経験を最大限に活用したサービスを提供。
　2014年からは、各種コンサルティング業務に加え、JASDAQ上場企業2社及び東証2部上場企業1社の会計監査人を他の公認会計士と共同で務めたほか、清泉監査法人にて公益法人の監査業務にも関与。
　2024年9月にSMASH国際監査法人の代表社員並びにSMASH国際アドバイザリー合同会社の代表に就任。